「回し方」で紹介したように、簡単な技であれば布やタオルで練習することもできますが、難しい技への挑戦は難しく、またピザ独特の柔らかく弾力のある動きはどうしても再現できません。そこで、いつでも本物の生地のようなベストな状態を維持し、練習やパフォーマンスに最適なピザ回し専用の生地が開発されました。この生地の登場により、ピザ職人の方でなくても気軽にピザ回しを楽しめるようになりました。専用の生地にはいくつか種類があり、メーカーによってサイズや重さが若干違います。ピザ回しドットコムでは、提供をいただいているアメリカ製のProDoughを例に、その機能と応用方法を紹介します。

ProDough

ProDoughはピザ回し世界一に8度も輝き、ピザ回しの歴史を切り開いたアメリカのTony Gemignani氏が手がけた、 ピザ回し専用生地の先駆けとなった生地です。初心者から上級者の方まで使えるおすすめの生地です。

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ProDoughはゴムではなく、シリコンベースの特殊な柔らかいプラスティック素材でできています。質感、密度、手触り等、本物のピザ生地を再現し、かつ本物の生地よりも高い耐久性が実現されています。一度持ってみるとわかるのですが、独特のプルプルとした感覚や厚さと重さのバランスは、市販のゴムやシリコンシートでは代用できません。まさにピザ回し専用の生地です。

使用上の注意点ですが、ProDoughに限らず、こうしたピザ回し専用生地の表面はデリケートです。ビニールや、新聞紙などの印刷物と長い間接触させておくと、ビニールの場合は溶かしたり、印刷物の場合は印刷面が写ったりする可能性があります。使用しない時は必ず専用のトート、もしくは自分で用意した「布製(染色されていないか、白色に近い色)」のケースに入れて保管してください。

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普段のケアですが、汚れてしまった場合は、洗剤や石鹸等を使って手洗いしてください。水ですすいだ後、空気乾燥させれば大丈夫です。その後、購入直後のサラサラとした手触りが好みの方は、ベビーパウダーか小麦粉を軽くまぶして、元の滑らかな表面を回復させてください。また、粉をまぶした後にスプレーなどで霧状に水を吹きかけて生地をほんの少し湿らせ、軽く布などでふき取ると、プレイ中に粉が舞うのを抑えられます。

早いうちからピザ回し専用の生地を使えば、練習効率も上がると思います。近年ピザ回しのレベルが急激に上がっているのも、こうした専用生地の登場が一つの要因といえるでしょう。自作の練習道具に限界を感じた方やさらに上達したい方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。

ベルピザ回しドットコムベル


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